先生のおすすめ図書

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学長 システムデザイン学部教授 原島先生

本とのつきあい

高校3年まで作家志望であった。中学・高校の間、ただただ本を乱読した。大学受験にあたり、自分の文才のあまりの貧弱さにあきれ、かつあまりにも悪筆であったため、作家をあきらめ、理工系そのなかでも最も文学から遠いと思われた電気工学に進んだ。あまり情熱をもたずに選んだ専門であったため、クールに技術を俯瞰できたのであろう。かなりの研究業績を残せたようだ。ただし、どんな分野でも超一流になるためには、ひたむきな情熱と訓練が必要である。野球の“一郎”が典型的な例である。残念ながら、私の専門でこの境地には達しなかった。

相変わらず、本の乱読は続いている。読書は、食事や睡眠と同様、毎日の生活の重要な部分である。したがって、特にどんなものが好きであるというわけでもない。 記憶に残っており、かつ、何回も読みなおした本は、いくつかある。ごく最近は、東野圭吾と伊坂幸太郎をよく読む。ただ、作家が書く速度より、私が読む速度のほうがずっと速いので、いずれ読み切ってしまう。そろそろ、自分で書けばよいのだが、少し年をとりすぎたようだ。

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掲載日:2010/08/30

 
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