日野館企画展示「ノーベル賞 日本人受賞者」開催中です
掲載日:2023年10月23日
展示概要
古くは1949年の湯川秀樹氏から、最近では2021年の真鍋淑郎氏まで、延べ25件、29人の日本人ノーベル賞受賞者(※受賞時点で日本国籍ではないものの、日本にゆかりのある受賞者も含みます)に関連のある資料を集めました。
展示内容
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湯川秀樹 (1949年 物理学賞)
中間子の存在の予想
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朝永振一郎 (1965年 物理学賞)
量子電気力学分野での基礎的研究
物理学とは何だろうか / 朝永振一郎著 ; 上, 下. -- 岩波書店, 1979. -- (岩波新書 ; 黄版 85,86).外部リンク 庭にくる鳥 : 随筆集 / 朝永振一郎著. -- 普及版. -- みすず書房, 1976.外部リンク 鏡の中の物理学 / 朝永振一郎[著]. -- 講談社, 1976. -- (講談社学術文庫 ; [31]).外部リンク -
川端康成 (1968年 文学賞)
『伊豆の踊子』『雪国』など、日本人の心情の本質を描いた、非常に繊細な表現による叙述の卓越さに対して
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江崎玲於奈 (1973年 物理学賞)
半導体におけるトンネル効果の実験的発見
アメリカと日本 : ニューヨークで考える / 江崎玲於奈著. -- 読売新聞社, 1980.外部リンク 個人人間の時代 : ニューヨークから / 江崎玲於奈著. -- 読売新聞社, 1988.外部リンク オプションを活かそう : 選択が人生を決める / 江崎玲於奈著 ; 滝田恭子編集協力. -- 中央公論新社, 2013.外部リンク -
佐藤栄作 (1974年 平和賞)
非核三原則の提唱
佐藤栄作 : 戦後日本の政治指導者 / 村井良太著. -- 中央公論新社, 2019. -- (中公新書 ; 2570).外部リンク -
福井謙一 (1981年 化学賞)
化学反応過程の理論的研究
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利根川進 (1987年 生理学・医学賞)
多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明
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大江健三郎 (1994年 文学賞)
『個人的な体験』『万延元年のフットボール』など、詩趣に富む表現力を持ち、現実と虚構が一体となった世界を創作して、読者の心に揺さぶりをかけるように現代人の苦境を浮き彫りにした功績に対して
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白川英樹 (2000年 化学賞)
導電性高分子の発見と発展
導電性高分子から何がみえるか / 白川英樹著. -- 三田出版会, 1990. -- (ステアリングシリーズ . 科学技術を先導する30人 ; 24).外部リンク 化学に魅せられて / 白川英樹著. -- 岩波書店, 2001. -- (岩波新書 ; 新赤版 709).外部リンク 自然に学ぶ / 白川英樹著. -- 法藏館, 2020.外部リンク -
野依良治 (2001年 化学賞)
キラル触媒による不斉反応の研究
事実は真実の敵なり / 野依良治著. -- 日本経済新聞出版社, 2011. -- (私の履歴書 / 日本経済新聞社編).外部リンク -
小柴昌俊 (2002年 物理学賞)
天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献
ニュートリノ天体物理学入門 : 知られざる宇宙の姿を透視する / 小柴昌俊著. -- 講談社, 2002. -- (ブルーバックス ; B-1394).外部リンク ニュートリノと私 : not a miracle at all / 小柴昌俊著. -- PHP研究所, 2014.外部リンク -
田中耕一 (2002年 化学賞)
生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発
生涯最高の失敗 / 田中耕一著. -- 朝日新聞社, 2003. -- (朝日選書 ; 736).外部リンク 田中耕一という生き方 / 黒田龍彦著. -- 大和書房, 2003.外部リンク -
小林誠・益川敏英 (2008年 物理学賞)
小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献
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南部陽一郎 (2008年 物理学賞)※アメリカ国籍
素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見
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下村脩 (2008年 化学賞)
緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献
クラゲに学ぶ : ノーベル賞への道 / 下村脩著. -- 長崎文献社, 2010.外部リンク -
鈴木章・根岸英一 (2010年 化学賞)
クロスカップリングの開発
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山中伸弥 (2012年 生理学・医学賞)
様々な細胞に成長できる能力を持つiPS細胞の作製
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赤崎勇・天野浩・中村修二 (2014年 物理学賞)※中村氏はアメリカ国籍
高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明
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大村智 (2015年 生理学・医学賞)
線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見
大村智 : 2億人を病魔から守った化学者 / 馬場錬成著. -- 中央公論新社, 2012.外部リンク -
梶田隆章 (2015年 物理学賞)
ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見
ニュートリノで探る宇宙と素粒子 / 梶田隆章著. -- 平凡社, 2015.外部リンク -
大隅良典 (2016年 生理学・医学賞)
オートファジーの仕組みの解明
未来の科学者たちへ / 大隅良典, 永田和宏著. -- KADOKAWA, 2021.外部リンク 「役に立たない」研究の未来 / 初田哲男, 大隅良典, 隠岐さや香著 ; 柴藤亮介ナビゲーター. -- 柏書房, 2021.外部リンク -
カズオ・イシグロ (2017年 文学賞)※イギリス国籍
感情に強く訴える小説群により、世界とつながっているという我々の幻想に潜む深淵を明るみに出したことに対して
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本庶佑 (2018年 生理学・医学賞)
免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用
※東京都立大学図書館には、本庶佑氏の業績等に関する適切な資料の所蔵がありません。 -
吉野彰 (2019年 化学賞)
リチウムイオン二次電池の開発
リチウムイオン電池が未来を拓く : 発明者・吉野彰が語る開発秘話 / 吉野彰著. -- シーエムシー出版, 2016. -- (CMC books ; B1197).外部リンク -
真鍋淑郎 (2021年 物理学賞)※アメリカ国籍
気候の物理的モデリング、気候変動の定量化、地球温暖化の確実な予測
地球温暖化はなぜ起こるのか : 気候モデルで探る過去・現在・未来の地球 / 真鍋淑郎, アンソニー・J・ブロッコリー著 ; 宮本寿代訳. -- 講談社, 2022. -- (ブルーバックス ; B-2202).外部リンク