利島之図
史料群
水野家文書
分類記号
D1-31-3
作成(内容)年代
天保9年
西暦
1838
点数
1鋪
法量
40*58
備考
「引馬文庫」「画図記」朱印(水忠邦蔵書印)あり
参考文献
『角川地名大辞典』13、東京都(角川書店、1978年)
説明
天保9年(1838)4月に羽倉外記用九が謄写した利島(としま)の絵図。利島は東京の南約150km、伊豆半島の東方に位置する。伊豆七島の一つで、大島の南側にある。面積約4.2平方km。宮塚山によって形成された円錐形の火山島。絵図では、宮塚山は西山と東山に分けられている。
島の周囲は高さ200mの海食崖に囲まれているため、港がない。北側の前浜に船着場が一か所あるのみで、集落(「居村」)から「船倉道」を通って崖を降りた海岸にハシケ5艘が描かれている。北側に大島、南側に神津島、式根島、地内島、新島、三倉島、三宅島、ウドマ島などが見える。