神津島之図
史料群
水野家文書
分類記号
D1-31-4
作成(内容)年代
天保9年
西暦
1838
点数
1鋪
法量
58*72
備考
「引馬文庫」「画図記」朱印(水忠邦蔵書印)あり
参考文献
『角川地名大辞典』13、東京都(角川書店、1978年)
説明
天保9年(1838)4月に羽倉外記用九が謄写した神津島の絵図。神津島は東京の南約180km、伊豆半島の東方に位置する。伊豆七島の一つで、大島の南側にある。東西4km・南北6km、面積19平方kmの火山島で、扇を広げたような形をしている。島の南には八丈島、東には御倉島・三宅島、北には新島、式根島、大島、利島が描見える。島内で最も高い山は天上山(574m)で、その西斜面を神津沢が流れる。白色は砂地、赤色は道、緑色は山、薄緑は畑を表しており、伊豆七島のなかでも自然環境に恵まれた立地であり、島のところどころに耕地が描かれている。島の西側に「船着」があり、そこから道成りに東上すると「居村」とあるように、集落は神津沢河口付近に集中している。